小樽運河クルーズで気分爽快!約40分の船旅と料金・予約・見どころ

小樽運河クルーズは、想像していた以上に心に残る体験でした。札幌から電車で40分。静かな朝の小樽を歩き、ゆず工房やルタオに立ち寄りながら向かった運河は、写真で見るよりもずっと深い表情をしていました。

この記事では、私が体験した小樽運河クルーズの流れと、予約・料金・見どころを静かにまとめています。


「アパホテル(札幌すすきの駅前)」で朝食バイキングをいただいたあと、8時30分頃にホテルを出発。外に出ると、朝のすすきのはまだ静かで、ひんやりとした空気の中を歩きながら、今日向かう小樽の景色を思い浮かべていました。

まずは地下鉄で札幌駅へと向かい、そこから電車に揺られて約40分。車窓に広がる海を眺めていると、旅のスイッチが自然と入っていきます。小樽駅に着くと、どこか懐かしさを感じる駅舎が迎えてくれました。

駅からゆっくり歩いていると、通りかかった店舗のガラス越しに、可愛いシマエナガのガラス細工がふっと目に入りました。まるで私たちを呼んでいるかのようで、気づけば「硝子と雑貨のお店 ゆず工房」の店内へ吸い込まれるように入っていました。

こちらでは、ショーウィンドウで目が合ったシマエナガの置物をはじめ、いくつか購入。旅先では、こういった「ふとした衝動買い」が、後から思い返すと一番楽しいんですよね。

シマエナガのガラス置物

そして、クルーズの時間まで少し余裕があったので、「ルタオ運河プラザ店」へ。店内に漂う甘い香りと落ち着いた空気。小樽の街並みに溶け込むような空間で、ふっと気持ちが緩むひとときでした。

今回のメインである「小樽運河クルーズ」は、訪れた日すでに多くの便が埋まり始めていて、思っていた以上に動きが早い印象でした。ただ、移動している時点ではその状況を知らず、「万が一乗れなかったら困る」くらいの気持ちで、電車の中で予約を入れていました。旅の途中って、こういう「ちょっとした不安」が逆にワクワクしたりします。

小樽運河中央橋発着場1

料金はデイクルーズが大人1,800円、ナイトクルーズが2,000円ほど。運行は20〜30分間隔で、40分ほどの船旅を楽しめます。この内容でこの価格なら、満足度はかなり高いと感じました。

小樽運河中央橋発着場2

公式サイトから予約すると、スマホの画面がそのままチケットとして使えるため、受付までの流れもとてもスムーズ。そのまま中央橋発着場を進み、乗船を待つ時間もまた楽しいものでした。運河沿いの静かな空気、観光客のざわめき、船のエンジン音。これから始まるクルーズへの期待が高まっていきます。

小樽運河クルーズ出発

やがて船がゆっくりと動き出し、運河の水面が静かに揺れました。ガイドさんの説明を聞きながら、歴史ある建物が次々と目に入ってきます。こうして運河から眺めると、街の表情がまったく違って見えるから不思議です。どこか、以前歩いた小樽とは別の街に来たような感覚でした。

小樽運河クルーズ「北海製罐株式会社1」

そしてまず目に飛び込んでくるのは、「北海製罐株式会社」の巨大な建物。長い年月を経た外壁が語る産業の歴史。運河から見上げると、その迫力がより一層際立ちます。こういう「街の裏側の顔」を見られるのが、クルーズの面白さなんだろうなと感じました。

小樽運河クルーズ「北海製罐株式会社2」

続いて見えてくるのは、「小樽ゴールドストーン(旧澁澤倉庫)」。かつての倉庫が今ではライブハウスとして使われているというギャップが印象的で、レンガ造りの重厚な建物が運河の景色に自然と溶け込んでいました。

小樽運河クルーズ「小樽ゴールドストーン(旧澁澤倉庫)」

ちなみに、こちらで最初にライブを行ったのは藤井フミヤさんだったそうです。「えっ、北海道のアーティストじゃないんだ」と思わずつぶやき、かみさんとそっと目を合わせたあの瞬間が、今でも静かに心に残っています。

そして、ふと視線を上げると、遠くに冠雪した「小樽天狗山」。運河から山を眺めるという不思議な感覚と、5月なのに雪があるという、北海道ならではの景色。その白さを見た瞬間、小樽にいるんだな、とあらためて実感が湧いてきました。

小樽運河クルーズ「小樽天狗山」

しばらく進むと、景色はまた少しずつ変わっていきます。「北海製罐第3倉庫」。朽ちかけた外観が放つ歴史の深み。クルーズでしか見られない角度からの眺めは、どこか映画のワンシーンのようでした。

小樽運河クルーズ「北海製罐第3倉庫」

その重厚な景色から一転して、少し進むとふっと和む場面もありました。ガイドさんの軽快な説明とともに登場する「鳩のマンション」。名前の通り、鳩がたくさん住み着く橋の下は、船内の空気がやわらかくなる瞬間でした。

小樽運河クルーズ「鳩のマンション」

やがて、人通りの多い橋の手前までたどり着くと、船はゆっくりとUターン。橋の上では観光客が手を振ってくれていて、そこだけ少しにぎやかな空気が漂っていました。

小樽運河クルーズでUターン

折り返してしばらくすると、運河沿いに「びっくりドンキー」。小樽運河の景色の中に突然現れるチェーン店の存在がどこかユニークで、クルーズならではの視点で見ると普段とは違った面白さがあります。

小樽運河クルーズ「びっくりドンキー」

約40分のクルーズが終わり、船はゆっくりと中央橋発着場へ戻っていきました。小樽の歴史と景色を間近で感じられる、満足度の高い時間。予約して乗ってよかったと心から思える体験でした。

小樽運河クルーズ「帰着」

クルーズを終えたあとは、この旅でどうしても行ってみたかったお店で、至福のランチをいただきました。このあたりについては、また次の記事でゆっくり書いていこうと思います。