前編(設置編)では「EcoFlow WAVE 3」をハイエースにどのように設置したかをご紹介しました。ここからは、実際の車中泊で発生したエラー17の原因と対処法 について、体験をもとに詳しくお伝えします。
後編(エラー17編)
「EcoFlow WAVE 3」には専用のバッテリーパックが用意されており、バッテリー駆動も可能です。ただ、我が家ではまず「外部AC電源が使える場所での運用」をターゲットにしました。
そこで今回、テストの場として選んだのが昨年の真夏のRVパークです。電源付きのRVパークであればAC電源に困ることもなく、安心して冷え具合を検証できますからね。
真夏の炎天下という、ポータブルエアコンにとってはかなり過酷な環境。
しかし、そこは冷房能力1.8kWのハイパワー! スイッチを入れると、一気に車内をガンガン冷やしてくれました。
「やっぱり買って正解だったな」と、すっかり寛ぎモードに入りかけていた……まさにその時です。
コンプレッサー音が聞こえなくなり、画面に流れたのは「エラー17」の表示。同時にピタリと運転が停止し、心地よかった冷風はストップ。車内は瞬く間に元の灼熱地獄へと引きずり戻されてしまいました。
慌てて本体の電源を切り、コンセントを抜いて再起動を試みるも、わずか数分後に再び「エラー17」で停止……。時間が経つにつれて発生頻度は増すばかりで、最終的にはエアコンとして全く機能しなくなってしまったのです。
さすがにこの状況には焦りました。猛暑の中で予期せぬトラブルが起きると、なかなか冷静な判断ができないものです。
「この日は風が強かったから、ダクトに突風が入って異常を検知したのかな?」など色々と思いを巡らせるも、原因はさっぱり分からず……。
慌ててスマホで「EcoFlow WAVE 3 エラー17」と検索してみたものの、当時は発売直後だったこともあり、関連する情報は一切出てきませんでした。打つ手なしの状況に、ただただ参ってしまいました。
実は、自宅の駐車場で事前にテスト稼働させた際には、こうした症状は一度も起きていませんでした。
「これなら本番の車中泊でもバッチリだ!」と完全に安心しきっていただけに、旅先で突如突きつけられた現実に、受けたショックは計り知れないものがありました。
結局この日は現場で何ひとつ解決策を見出すことができず、暑さに耐えるだけの惨めな夜を過ごすことになってしまいました……。
しかし後日、冷静になって調べてみたところ、「エラー17」が発生した本当の原因がハッキリと判明したのです。
その原因(犯人)は、AC電源の「電圧低下」でした。
「EcoFlow WAVE 3」は入力電圧の変動に対してかなりシビアな設計になっているようで、電圧が規定値を下回ると保護機能が働き、「エラー17」を出して運転を停止してしまうようです。
当時はネット上にも全く情報がなく、サポートに問い合わせても明確な原因までは特定できませんでした。しかし、その後の検証とトライ&エラーを重ねた結果、この結論にたどり着きました。(※なお、サポート窓口の対応自体はとても親切で丁寧でした!)
独自にたどり着いた仮説を確かめるため、「エラー17」が多発した例のRVパークを再び利用。持参したテスターでサイトの外部電源(電源用コンセント)の電圧を直接測定してみることにしました。
すると案の定、表示されたのは100Vを大きく下回る数値。自宅の駐車場で測定したAC電源の電圧とは、明らかに異なっていました。
さらに、サイトの外部電源をキャンピングカーに接続し、車内のACコンセントで電圧を計測してみると、なんと90V付近という衝撃的な数値に……! これだけの電圧降下(電圧低下)が起きていれば、シビアな制御を持つエアコンがまともに動くはずもありません。
車内のACコンセントから給電してみると、やはり「エラー17」が再発してしまいます。
そこで、キャンピングカーの内部配線による電圧降下を避けるため、サイトの電源コンセントから直接延長コードを引き、「EcoFlow WAVE 3」へ直結してみました。
すると……あれほど多発していた「エラー17」がピタリと収まり、その後は止まることなく快適に動作し続けてくれたのです!
これはキャンピングカー側の問題というわけではなく、RVパークの電源品質とが複合しておきた問題。トータルで電圧降下が起こりやすい環境だと、どこのRVパークで発生してもおかしくないと言えます。
直結にしてからは自宅の駐車場と同様にトラブルが起きなくなったため、原因が電源の電圧低下にあったことは間違いありません。
ポータブルエアコンは非常に強力で便利なアイテムですが、今回のように「サイト電源側の電圧」や「車内配線による電圧降下」といった思いがけない落とし穴が存在します。
もし「EcoFlow WAVE 3」を使っていて「エラー17」で止まってしまう方がいれば、故障を疑う前に電源の供給環境(電圧)やコンセントの直結をぜひ試してみてください。
さまざまなトラブルはありましたが、適切な電源環境さえ整えば車内は本当に快適そのものです。今年の夏も、この頼もしい相棒とともに快適な車中泊旅を楽しみたいと思います。
なお、こうした電圧トラブルへ柔軟に対応するため、そして昨今の災害・停電への備えも兼ねて、新たにポータブル電源「EcoFlow DELTA 3 Plus」を導入しました。こちらの導入レビューや活用法については、また別の記事で詳しくご紹介できればと思います。










“EcoFlow WAVE 3 でエラー17が発生した場合の原因と対処方法” への1件の返信
コメントは受け付けていません。