ゴールデンウィーク前半は軽キャンで旅を楽しみましたが、後半はハイエースベースのキャンピングカー、Walk2で愉しんでいます。
なぜWalk2にしたのかというと、後半は駐車場での車中泊が増えそうだったから。駐車場で滞在する場合は、少しでも広いWalk2の方が2人だと圧倒的に快適で、そして有利です。
軽キャンであればポップアップルーフを上げないとスペースを拡大できないけれど、目立ちたくないので駐車場ではなかなか上げられませんからね。
それに対し、Walk2はそんな事をしなくても、十分に広く、そして快適です。
一番の違いは、現地に到着してから荷物の移動をしなくても良い点でしょうか。収納が豊富なWalk2の場合、ここが最大のメリットとなってきます。
旅の日数が長くなればなるほど、この「荷物の移動」というのは重くのしかかってきて。それをしなくても良いというのは、とても楽です。
軽キャンで旅をしていた時、この点については慣れているつもりでしたが、こうして間隔を開けずにそれぞれの車両で旅をしてみると、その大きな違いに気づきますね。
ただし、車両が大きくなるのは良い事ばかりではなくて、やはりデメリットな場面ももちろん出てきます。
それの筆頭は、駐車場問題でしょうか。
幸い、Walk2は全高を除き、5ナンバーサイズとコンパクトなので平面駐車場であれば大抵の所に駐める事ができますが、昔ながらの狭い区画の駐車場だと、駐めた後の乗り降りに難儀します。
両サイドが3ナンバーの車とかだと、車両と車両の間がギリギリ。ドアをぶつけるのが怖くて、運転席や助手席からは降りる事が出来ません。(特にドアが煽られそうな強風時は)
こういった時には、小さな軽キャンの方が楽だなあと、つくづく思いますね。ちょっと前に書きました通り、駐車場では軽キャンの方が圧倒的に有利です。
まあ、ハイエースにはスライドドアがついていますので、狭い場所でも後席に移動すれば、スライドドアから乗り降りする事は可能ですけどね。面倒である事には変わりありません。
しかしあれですね。こうやって2つのキャンピングカーを乗り比べてみると、それぞれのメリット、そしてデメリットが良く分かって面白いですね。
居住性と機動力は、常にトレードオフの関係にある事が分かります。
機動力をなるべく損なわないようにと、ハイエースベースでもナローサイズ(標準幅)のWalk2を選びましたが、「軽キャンと同じ様に」という事には当然の事ながらなりません。
それでもこうやってストレスを殆ど感じる事なく旅を愉しめているのは、やはり車両がコンパクトであるから。軽キャンと同じようにはできなくても、軽キャンで行ける場所にはほぼ、行く事ができます。
人気の飲食店しかり、観光地しかり。
行きたい所に行ける。
これが、私がキャンピングカーに求める最大の条件であったりします。
大小の違いこそあれど、軽キャンのKONGとハイエースベースのWalk2は、どちらもそれをクリアしている事になりますね。あとは、どんな旅になるのかを予想し、それぞれのメリットを活かせる車両を選べば良いだけです。
大きいから優れている訳ではない。
キャンピングカーって本当、面白いですね。