キャンピングカー「Walk2 Type-C」にはギャレー(シンク)が備え付けられており、蛇口をひねると水中モーターが回って水が出るようになっています。
ギャレーは不要という方も多いかもしれませんが、個人的には必須とも思える装備。ここでちょっとした洗い物ができるというのは大きいですね。
たとえ洗い物はしないにしても、マグカップに残ったお酒を捨てたりとかにも重宝。汚れ物の一時保管にも使えます。
ところが。グレータンク(排水タンク)の処理の面倒さから、最近では積極的に使わなくなっていたのでした。
一時期、電気的な故障で使えなかったというのも大きいかもしれません。使わない癖がついてしまったというか。
そんな感じで、故障箇所を修理したものの、使わない日々が続き。いざ使おうと思うと?
あれれ? 電源スイッチを入れて蛇口をひねるも、水中モーターが回らないではないですか。
確かに、故障箇所のスイッチは修理済みの筈なのですが。
そこで再度シンクを取り外し、電気系統の確認をする事に。
端子を外してテスターを当て、電圧を測っていきました。
先ずは電源スイッチの部分から。
電源スイッチをONするとしっかりと12V以上が出ており、問題は無さそうです。
という事で、次は蛇口のスイッチの部分を確認。
蛇口を回してスイッチをONさせ、端子の部分にテスターを当てて電圧を見ていきました。
ここも特に問題はありませんね。
電源スイッチ、蛇口のスイッチ共に正常のようです。
という事は? 残った怪しい部分は水中モーター。
スイッチを経由して電圧がかかっているにも関わらず、モーターが回らないというのはおかしい。
何らかの異常があると見るべきです。
と、ここで、水中モーターへと繋がる部分の端子(及び配線)が熱くなっている事に気付きました。
つまり、水中モーターまで電気は行っているけど、何らかの原因で回らず、負荷が高くなって電流が多く流れているという事。
そこで、水中モーターの隙間から爪楊枝を入れ、回転をアシストしてみる事にしました。
すると?
ブルブルっと振動した後、勢い良く回り始めたではないですか。
なるほど。暫く使っていなかったので、モーターのグリスが固着していたようですね。だから回らなかった。
特に、故障でも何でも無かったようです。これからは固着しないように、時々回してやると良さそうですね。
キャンピングカーのギャレーで「水中モーターが回らない!」っていう時には、一度この方法をお試し下さい。意外とアッサリと回るようになるかもしれません。