ドイツに滞在中、現地の企業に食事会に誘われた以外は、夕食は全てホテルの部屋で部屋呑みでした。
ホテルに戻る時間が比較的遅かったですし、ホテルの近くには飲食店無し。ホテルのレストランは利用可能でしたが、高いし量が多いので利用しませんでした。
それなら、部屋で呑もうと思ったわけ。朝と昼はガッツリ食べたい性分ですが、夜はお酒さえあれば、ちょっとのツマミだけで十分です。
ドイツ到着時に40度のウィスキーを調達(6ユーロくらいでした)していたので、それを炭酸水で割って飲む事に。
炭酸水はなんと、ルームサービスとして1日1本が無料でした。
ドイツで売られている水は、炭酸が入っているものと純粋な水の2種類があって。どちらかというと炭酸入りの方が多かったですね。
日本のホテルだと無料サービスと言えば純粋な水ですが、そういった背景からか、ドイツでは炭酸水でした。
国ごとの文化の違いがあって面白いですね。
因みに、スーパーで買う事ができるミネラルウォーターは、日本とほぼ同じ値段。ですが、味の方は日本の水道水の方が遥かに美味しかったです。
軟水と硬水の違いだと思いますが、いかに日本の水が美味しいかという事を実感。水を飲むと、日本が恋しくなりますね。
でも、沸かして紅茶やコーヒーを作ると、その差はわからなくなります。
部屋に備え付けのポットでお湯を沸かし、出勤前に紅茶等を飲むのがちょっとした寛ぎのひとときでした。
日本と同様、紅茶やインスタントコーヒーが用意されていて、これらは無料。
飲んだ分だけ補充されていました。
コーヒーの味には無頓着なので、まあ美味しかったかな。何より、ゆっくりと部屋で飲めるのが良かったです。
ドイツでは、電気ポットの備え付けが無いところも多いそうですが、宿泊したホテルにはあって良かったです。
ところで、何もかもが機能的なドイツではありますが、エアコンの吹出口は「えっ?」と思われるところに付いていました。
窓の下、カーテンを開けたその向こうです。
これだと、カーテンを閉めたら全く機能しません。初日、なんだか暑いなあと思ったら、このせいでした(笑)
まあ、色々とありますね。
でも、疲れて帰った夜、毎日の部屋呑みは本当に楽しみだったなあ。
最終日の酒のアテは、スーパーで調達した1ユーロもしないモモハム。
こんなに美味しいモモハムが、100円程度でゲットできるなんて驚きです。
日本だとまずあり得ませんね。ドイツはこういったところが素晴らしすぎます。
これを日本に持ち帰れないのが凄く残念。何かの決まりで、食肉加工品の国外への持ち出しが禁止されています。
スーパーで美味しそうなサラミ等を見るたび、残念でなりませんでした。
まあ、その分現地では沢山食べましたけど。とにかく、食肉加工品はどれを食べても美味しかったですね。
因みに、ドイツ滞在最終日も部屋呑み。ウィスキーが空いてしまい、少々飲みたらなかったのでホテルの自販機に飲み物を買いに行ったのですけど。
5ユーロをいれてボタンを押すも、お目当ての白ワインは出てこず。機械がガチャガチャ動いていましたが、ボトルは落ちてきませんでした。
なんてこった!
そこでたまたま通りかかったホテルの従業員にヘルプを求めると、「ここに電話して下さい」と自販機に貼られた電話番号のシールを指差すではないですか。
電話したところで、ドイツ語は話せないし英語で伝える自信も無かったので、諦めました。酔いがさめてしまいますし。
こういったところにも、ドイツと日本の文化の違いを実感。日本だと、ホテルの従業員が対応してくれていたと思います。
1週間ドイツに滞在して、日本の良さを改めて知る事ができました。
日本人ってホント、恵まれていますね。