私の趣味の一つに、オーディオがあります。これは中学生の頃から凝っていて、高校生の時に奨学金(社会人になって返済するタイプ)で買ったコンポは、今でも寝室で使っています。
まあ、その時から残っているのはアンプとスピーカーだけですけどね。カセットデッキ等はとうの昔に壊れてしまい、処分してしまいました。(今思えば、取っておけば良かったなあ、と)
因みに、私が高校生の頃にはミニコンポがブーム。セット品を買うのが一般的でしたが、私はそういった物には見向きもせず、メーカーバラバラで単品を揃えていました。
昔からひねくれ者といったところだったのかもしれませんね。(裕福な家ではなかったので、牛乳配達をして自分で稼いだお金でカセットテープ等は買っていた)
で、最近になって再び、「アナログもいいなあ」と思い始めて。レコードが無性に聴きたくなり、レコードプレーヤー(ターンテーブル)を購入してしまったのでした。
「これからはCDでしょう」と、CDプレーヤーを購入した時に手放してしまったレコードプレーヤーを、再び購入。もちろん、機種は違います。
どれにしようかと迷った結果、性能と価格のバランスが良く、デザインと質感に優れたティアックの「TN-350」にしました。
本当は実物を聴いてから買った方が良かったのですけどね。実店舗よりネットショップの方が安かったので、専門家のレビューを信じてネットで購入。(買う気もないのに、音だけ聴かせてもらうというのもね・・・)
結果、その音は私好みで満足しています。
フォノイコライザーが内蔵されているタイプだったので、アンプに内蔵されているフォノイコライザーと聴き比べ。意外にもターンテーブルに内蔵されているフォノイコライザーの方が自分好みの音だったので、それを使うように接続しました。
因みに、リビングにもAVアンプやスーパーオーディオCDプレーヤー等を軸とした、デジタル系のオーディオシステムというか、シアターシステムを構築していますが、今回ターンテーブルを接続したのは、それとは別のシステム。
来客者の宿泊用として使っている部屋で構築しました。(最近は自分用のリスニングルームと化している)
使っているアンプは、以前リビングで使っていたヤマハのAVアンプ。(DSP-AX2400)
カセットデッキは、「昔録り溜めたカセットテープを聴くために」という事で20年前くらいに購入していたマランツの安価な3ヘッドカセットデッキです。(SD-63)
今思えば、あの頃に買っていて良かったなあと。
最近ではTEACがカセットデッキをリリースしていますが、ドルビーNR(ノイズリダクション)が装備されなくなりましたからね。
ドルビーNRが装備されている、最後頃の機種という事になります。
なお、レコードプレーヤーを購入した事に伴い、初めてこのカセットデッキでレコードの音をカセットテープに録音したのですが、左右の録音感度が偏っていたので、蓋を開けて調整しました。
高級機だとフロントパネルにキャリブレーション用のボリュームが付いていますけどね。再生を主な目的として購入した普及機なので、そのあたりの機能は付いていません。
で、ここまでシステムを組むと、これでCDも聴きたくなり。
メルカリで、中古のDVDプレーヤーを購入してしまいました。
DVDプレーヤーは勿論、CDの再生も可能。つまり、CDプレーヤーとして使おうという事です。(上に乗っている黒いのは、既に持っていたブルーレイプレーヤー)
このDVDプレーヤーはなんと! 1,500円であったんです! もちろん、完動品。見つけた瞬間にポチりました。(DVP-S707D)
それにしてもアレですね。
デジタル主流でハイレゾ化が叫ばれて久しいですが、そんなハイレゾ製品には目もくれず、アナログに回帰してしまうとは。
正直、デジタルの優等生的な音や、AIスピーカー等で手軽に音楽が聴ける事に自分自身が飽きてしまったのかもしれません。
アナログはクリーニングをしたり、ヘッドも消磁したりと色々な儀式があって大変ですが、それゆえ、出てきた音には感動。
CDやネットオーディオに比べ、レコードから出てくる音には奥行きや空気感があります。(温かさも)
思わず、スピーカーの前から動けなくなってしまうんですよね。音の世界に吸い込まれてしまうといいますか。
やはり、アナログっていいですね。
今後もこのオーディオ熱は、しばらく続きそうです。
“ターンテーブルを購入!ハイレゾの時代にアナログへ回帰” への2件の返信
コメントは受け付けていません。