車中泊トラベラーにとって縁の遠い存在、スーツケース。私はかれこれ50年近くも、スーツケースは買った事も使った事もありませんでした。
バックパックのリュックがあれば、事足りていたのですね。1~3泊くらいであれば。宿泊を伴う出張も実は、リュックを持って行っていました。
ところが、旅行会社のツアーに参加した時に、「スーツケースって実は便利なのでは?」と思うようになったのです。
そう、今から約1年とちょっと前、初めての北海道に行った時ですね。
全ての参加者がスーツケースで来られている中、私とカミさんだけが旅行カバンとリュック。
まあ、皆と違うというのは全く気にしない(むしろ違う方が良い)のですが、空港内を移動する際、ホテルをチェックイン・アウトする際など、移動がとても楽そうに見えたのです。
私は普段のカバンも小型のリュックですから、宿泊用のリュックを合わせるとダブルリュックに。こうなると片方は手で持つか、自分の前に担ぐ(笑)しかありません。
これまで、移動がとても大変だったのです。(手に持つと重いし)
でもスーツケースの人は、とても楽そうにガラガラと移動されているではないですか。この楽さは体感してみないと分からない!という事で、カミさんと二人、スーツケースを購入する事に決めました。
ホームセンターのCAINZで買った、お揃いのスーツケースです。新しく買うもの、そして大きな買い物をする時にはいつもお揃い(笑)
実は、このスーツケースを買ったのは今から約1年以上も前、北海道旅行の直後。ですので、実質使うのは今回の東京旅が初めてという事になります。
初めて使うので、どのくらいの荷物が入るのかは未知数。ですが、使ってみると意外にも使い勝手は良好という事が分かりました。
フロントポケットが付くタイプにしたので、この部分にノートパソコンや周辺機器をまとめて収納する事が可能。そのままの状態でサッと取り出せるので、便利ですね。
ノートパソコンは飛行機の手荷物検査の際に取り出さないとならないのですが、フロントポケットがあるお陰で楽勝でした。
因みに、スーツケースのサイズは機内持ち込みができるギリギリのサイズ。これだと大体、最大で3泊くらいまで対応可能ですかね。
コロコロと転がす際に重宝する伸縮ハンドルは、収納の面では不利。その分容量は少なくなりますが、やはりコロコロと転がせるのは楽です。ダブルリュックの時とは比べ物にならないくらい、移動が楽ちんでした。
因みに、スーツケースのハンドルを伸ばし、自分よりも後ろの位置で引っ張るようにして移動されている方を見かけますけど、迷惑なのでやめましょう。(誰もいない場所ならOKですが)
自分が思っている以上に場所を取り、他の歩行者の邪魔となります。特に後ろを歩いている人にとっては、たまったものではありません。
これは、電車の中で背中にリュックを背負っているのも同様。足元に下ろすか、前に担ぐ等してなるべくスペースを取らない事が望まれます。
便利な道具も、使い方を間違えれば他人にとっては迷惑な道具に。その点を気をつければ、お互いに気持ちの良い旅が楽しめるのではないでしょうか。
最後に、使ってみて分かった、スーツケースのメリット、デメリットを書いて締めくくりたいと思います。
【メリット】
- ハンドルを持って転がせるので、荷物の重さを感じない(移動が楽)
- ハードタイプだと、中の荷物を衝撃からある程度保護できる
- スーツケースの上にさらにカバンを乗せる事が可能
- 鍵がついているので、ある程度のセキュリティを確保できる
- 旅の上級者に見える(笑)
【デメリット】
- 外観のサイズから想像するよりも、収納できる容量は少ない
- ハンドルの部分を避けて収納する必要がある
- サイズが大きくなりがちなので、コインロッカーのサイズも大きくなり、値段も高くなる
- 当たり前だが、階段では転がせないので手で持つ必要がある
- 電車等では手で押さえておかないと、コロコロと移動してしまう(ストッパー付きのスーツケースであれば回避可能)
以上の点を踏まえ、今後も積極的に活用していきたいですね。
因みに、車旅では今後もスーツケースを使う予定はありません。荷物を持ち歩かない車旅の場合、メリットよりもデメリット(大きさに対して容量が少ない)の方が大きいですからね。
何事も、適材適所という事でしょう。
-飛行機で行く!上野を拠点に3泊4日の東京旅 2018- (2018/11/22)