森高千里さんのコンサートを観る為にに三原市へ。広島市からは車で行ってもすぐですが、この機会にと、電車で行く事にしました。
何故、自由に動ける車よりも電車を選んだのかというと? 広島から三原まで、「瀬戸内マリンビュー」という観光列車が運行しているからです。
以前から気になっていて、一度は乗車してみたいと思っていた「瀬戸内マリンビュー」。三原に行く今回、またとない機会となります。
J-WESTカード会員の特典である「事前申し込み」特典を利用して、一般発売の1週間前に予約。2両編成で自由席と指定席に分かれていますが、選んだのはもちろん指定席です。
広島駅から三原駅までの運賃は、大人が片道520円。(現在は尾道駅まで延伸していて、530円)
指定席料が、520円となっています。
この安さなら絶対、席が確保されていてのんびりと乗車できる指定席を選びますよね。
「事前申し込み」特典を利用したからか、海側の素晴らしい席をゲットする事ができました。
という事で、広島駅近くのホテルで前泊した私達は、朝一番から「瀬戸内マリンビュー」の乗車ホームへ。
定刻どおり、10時03分前に「瀬戸内マリンビュー」が入線してきました!
ベースとなっているのは、「キハ40系」という国鉄時代からの比較的古い機動車。それを観光列車らしく内外装とも改造されているのが、「瀬戸内マリンビュー」です。
特に内装の方が素晴らしくて。
どうです? この写真を見たら「一度は乗ってみたい!」と思うでしょう。
暖色系のランプがあしらわれており、レトロ調の雰囲気。銀河鉄道999みたいとは言いませんが、機関車で引いても様になる雰囲気です。
それに加え、「瀬戸内マリンビュー」ならではの特徴とは。
瀬戸内海沿いを走る列車らしく、船舶のテイストがふんだんに盛り込まれています。
まるで船の中にいるような丸い窓など。
指定席以外にも共有スペースがあって、こちらは誰でも利用できるようになっています。記念撮影も可能。
あっ、書き忘れていましたが、広島・三原間は最短だと「山陽本線」になりますが、「瀬戸内マリンビュー」は海沿いを走る「呉線」となります。
車窓から臨む景色も最高。早速、マグボトルに入れて持ってきた、焼酎のロックで一杯やっています(笑)
電車旅はこれができるのが最高ですね。車旅では絶対にできない、至福のひとときです。
指定席とはいえ、4人掛けの対面シート。最初、途中までは若いカップルの方と相席になったので気まずかったのですけど。
途中で下車されたため、そこからは私達だけのボックスシートに!
この空間を二人じめ。最高ではないでしょうか。
窓一面に広がる瀬戸内の景色。まるで、海の上を走っている列車のようです。
この景色は、三原駅に到着する手前くらいの区間で楽しむ事が可能。「瀬戸内マリンビュー」に乗るのなら、この区間は外せないところですね。
で、こちらが自由席の一部の横掛シート。
自由席でも、「瀬戸内マリンビュー」ならではの観光列車の雰囲気は味わえるようになっています。
乗車時間は、広島駅から三原駅までがおよそ、2時間25分。
その電車旅を、運賃520円+指定席520円の計1,040円で楽しめるのって素晴らしすぎます。
なお、来年からは新たな観光列車が導入される為、その時点で「瀬戸内マリンビュー」の運行は終了。
既にその情報を知り、予約が取り難い状況になっているかもしれませんけど。「瀬戸内マリンビュー」に乗るなら、今が最後のチャンスです。