観光ネタが続きます。隠岐の島への車旅初日。「屋那の松原・船小屋群」を訪れて次に向かった先は「壇鏡の滝」です。
隠岐の島を観光しようとした際、インターネットやパンフレットで情報を収集する事になるのですが、それらの中で必ず掲載されているのが「壇鏡の滝」です。
神社の横に落差のある滝が流れていて、滝の裏側からも見ることができるとの事。「これは珍しい」という事で楽しみにしていました。
この日は雲ひとつ無い晴天だったけど、「壇鏡の滝」に近づけば近づくほど曇ってきて、湿度も高めに。明らかにこの周辺だけ空気が違っているように感じました。
駐車場に辿り着く前、道路に建っている鳥居を抜けるのですが、そこを抜けた途端にさらにガラッと空気が変わるのです。
「ここには神様がいらっしゃるんだ」
私もカミさんもそう思いましたね。ここまで空気の違う場所は今まで訪れた旅先では初めてです。
駐車場に車を駐め、神社と「壇鏡の滝」がある方に向かって遊歩道を直進。かなりの湿度を感じながら目的地へと目指します。
その遊歩道の横には滝へと続く川が流れていて、その透明度たるや「水道の水よりも澄んでいるのでは?」と思った程。
心の綺麗な方だったらもしかしたら、森の妖精が見えたかもしれません。
ジブリ映画に例えると、「こだま」が居るような感じと言えば分かりやすいでしょうか。(ますます分かりにくくなった?)
とにかく、独特の空気感がそこにはありました。
そして駐車場から歩くこと約7分。2つある大きな滝の1つ、「雌滝」の前に到着です。
壇鏡の滝は「雄滝」と「雌滝」の2つがあって、パンフレット等でよく紹介されている社殿の横を流れる大きな滝が「雄滝」。それより手前左側にあるのが、「雌滝」となっています。
同じ場所に2つの滝があるのは珍しいですよね。
ただ、落石の危険があるので「随神門より先は立ち入りをご遠慮願いたい」との事。比較的新しい看板です。
これは残念だなあ、と思いつつも、「随神門より先に行かなければ良いのかな?」という勝手な判断の元、階段を上って「雄滝」が見られる所まで行ってみる事に。
階段から横に逸れる道というか場所があって、そこから「雄滝」と「壇鏡神社」を見る事ができました。
なんて神聖な場所でしょうか。滝の方から冷たい空気がスーッと流れてきます。ここだけまるで別の空間。
この日は7月の中旬。天気も良く蒸し暑い1日だったのですど、ここに居ると全く暑さを感じませんでした。
ただやっぱり、落石の危険から滝の裏側を見られなかったのは残念でしたね。本来なら、社殿の横を通って「雄滝」の裏にまわる事ができるそうです。
隠岐の島を観光するなら、「壇鏡の滝」は絶対に外せない場所。来ることができて本当に良かったです。(途中、山道はかなり狭くなっていますので、大きなキャンピングカーは注意が必要です)
-さんいんCamperクルーズで行く!車旅で隠岐諸島- (2018/07/13)