早め早めの移動を心がけたお陰で、午前10時過ぎには出石の駐車場に到着。せっかく早く到着したのだからと、人気の皿そばのお店に行ってみる事にしました。
数年前には何回か行った事があるけど、最近は早い時間帯から行列が出来ていたので諦める事数回。久しぶりの訪問となります。
お店の名前は「手打ち皿そば 近又」といって、「ミシュランガイド兵庫2016特別版」の掲載店。私達が行った事があるのは、掲載される以前という事になります。
お店がオープンするのは午前11:00。既に行列が出来始めているだろうとお店の前まで行ってみると、まだ2組待ちといった状態でした。
これはチャンス! 昨晩から天気が悪かったからでしょうか。この時は奇跡的に雨が上がっていましたが、天候が悪かったのが幸いしたのかもしれません。
もちろん私達は、3組目の客として待つ事に。まだまだお店が開くまで30分以上ありましたが、こんなチャンスを逃す手はありません。
照りつける日差しがちょっと暑いくらいでしたけど、大好きな皿そばを頂く為ですからね。カミさんも一緒にいたので、待っている間は退屈もしませんでした。
そして11:00過ぎに開店。案内されるままに入店です。
「近又」の皿そばは出石焼の小皿で提供され、5皿で一人前。ツユに加え、人数分の「薬味」「とろろ」「生卵」が付きます。
生卵はうずらの卵ではなくて、鶏卵。これで税込780円というのは、他の出石皿そばのお店よりは良心的なお値段のような気がします。
私達はもちろん、2人で二人前をとりあえず注文。
10皿の皿そばが運ばれてきました。
出石の皿そばは、味は勿論のこと目でも楽しめますね。皿そばが並んでいる姿は豪快でもあります。
先ずは何も付けずにそのまま、そして粗塩をかけて頂いて。
以前は粗塩はかけなかったと思いますが、最近になってこのスタイルになったのでしょうか。ツユに付けて頂く皿そばも美味しいですけど、粗塩も合いますね。
蕎麦の実を丸挽きした蕎麦本来の風味を楽しめる気がしました。
でもやっぱり、個人的にはツユに付けて頂く方が好きかな。これが一番、皿そばの良さが引き立つような気がします。
薬味を入れて、蕎麦をちょこんとツユに付けて口に運ぶ。この繰り返しが何とも言えず美味しいのです。
近又のツユは少し辛めで、それだけで頂くと濃いですが、これは「とろろ」や「生卵」を入れる事を考慮してのものなのでしょう。
生卵を入れると味がゴロッと変わってしまいますが、その方がむしろ食べやすいような気がしました。
もちろん、最初の二人前をカミさんと2人で平らげた後は、追加の二人前(10皿)を注文。
そんなに待つことなく「引きたて」「打ちたて」「茹きたて」の皿そばが運ばれてきました。
程よいコシの十割蕎麦は、出来たてが一番美味。ですので、最初から一気に20皿を頼むのではなく、先ずは10皿、そして10皿を追加して頼むのです。
「とろろ」や「生卵」を加えたツユは、円やかさがプラスされて蕎麦との相性が抜群。これが出石皿そばの美味さですね。
因みに、お店を出る頃には50人待ちくらいの行列が出来ていました。やっぱり、すごい人気店なのですね。
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