今回の北海道への車旅では、舞鶴港から「新日本海フェリー」を利用しました。舞鶴・小樽を結ぶ便ですね。
この便は「はまなす」又は「あかしあ」という船舶が使われており、客室のタイプは上から「スイートルーム」「デラックスルームA」「ステートルームB」「ツーリストS」「ツーリストA(寝台)」となっています。
私達が利用させて頂いたのは、個室タイプでは一番リーズナブルな「ステートルームB」の「ツイン(2名)」。運良く第一希望の部屋がとれてラッキーでした。
ちなみに、昔でいう「ざこ寝」はありませんが、「ツーリストS」と「ツーリストA(寝台)」はベッド+アルファといった感じで、鍵がかかりません。
プライバシーを重視したいなら、鍵がかかる個室タイプの部屋、「ステートルームB」以上を選択した方が良いという事になりますね。
ツインの部屋であれば、客室内に2台のベッドが完備。トイレやバスルームはありませんが、ビジネスホテル並の快適度が確保されています。(ただし、冷蔵庫は無い)
ビジネスホテルと違うのは、「運航中に揺れる事」、そして「エンジンの振動と音が伝わる事」。それを除けば、ここはホテルか?と思えるほど快適でした。
運良く、海が時化て(しけて)いなかったのも幸いしたのかもしれません。
客室内には洗面所が設けられており、備え付けの電気ポットも有り。手を洗ったりお茶を飲むくらいなら、客室から出る必要はありません。
まわりの目を気にせず過ごせるのも良いですね。
一番リーズナブルな「ツーリストA(寝台)」に比べると1名あたり約1万円増しとなりますが、それ以上の価値があったように思います。
今回は海に面した部屋でしたので、客室の窓からは大海原の景色を望む事もできました。(ステートBでも、内側の部屋には窓がありません)
約21時間にも及ぶクルーズ。部屋の快適度がそのまま、ストレスフリーな旅に繋がると言っても過言ではないかもしれません。
まあ、「寝る」か「食べる」以外、何もする事がないので退屈ですけどね。
部屋には液晶テレビが据え付けられていましたので、ちょっとした暇つぶしができました。ただし、テレビ番組が映るのは出港直後と入港直前のみ。
つまり、沖を航行している大半の時間はテレビ放送を観る事ができません。(スマホや携帯電話の電波も繋がらない)
そんな時に使えるのが、液晶テレビに装備されているHDMI入力端子。
ポータブルなDVDプレーヤー等を持参してここに繋げれば、DVDを観たりする事ができるようになります。確か、プレーヤーのレンタルもあったかな。
実は、この情報(テレビにHDMI入力があるという事)を事前にネットで調べたのですが、いくら探しても見つからず。
同じような思いをされる方もいらっしゃると思いますので、画像つきでご紹介させて頂きます。
約21時間にも及ぶ船旅ですからね。これが使えるか使えないかは、かなり大きなポイントになるのではないでしょうか。
因みに私は、「きっとHDMI入力が付いているだろう」と勝手に推測し、「ミニファミコン」を持ってきていました。
普段はあまりゲームをする事はありませんが、これがあったおかげでかなり助かりましたね。カミさんも暇つぶしにプレイしておりました。
なお、テレビの裏側や電気ポットの横、そしてベッドのサイドテーブルにはAC電源がありますので、スマホの充電も可能。
USBアダプタは忘れずに、そしてできれば電源の分岐タップも用意しておけば、快適度が一層アップする事でしょう。(DVDプレーヤー等も電源が必要なので)
あと、書き忘れていましたが、「ステートルームB」の部屋には個別にエアコンが備え付けられていました。
もちろん、温度調節は自由に可能。
これも快適度という意味では大きかったですね。個室ではない場合、自分が寒い、もしくは暑いと思っても温度調節できませんから。
カミさんと2人であれば、その2人の間で調整をすれば良いだけ。
このあたりも、個室の「ステートルームB」を選ぶメリットと言えるでしょう。
復路も「ステートルームB」を選んで正解。滞在時間が長ければ長いほど、そのメリットを実感できます。
-キャンピングカーで行く北海道!ウォーク2の里帰り- (2019/04/27)
“新日本海フェリー「あかしあ」ステートルームBをご紹介” への1件の返信
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