私が小学生から中学生の頃でしょうか。任天堂からファミリーコンピューター(ファミコン)というゲーム機が発売されていて、比較的お金に余裕のある家庭の友達はみな、そのゲーム機を持っていたように思います。
もちろん、私の家にはそのようなゲーム機を買えるほどの余裕はなかったのですけどね。友達の家に遊びに行っては、プレイさせてもらっていた事を覚えています。
幸い、私はそれほどゲーム好きではなかったので、ファミコンが家に無くてもそれほど苦にはならず。たまに遊ばせてもらう程度で十分でした。
でもやっぱり、心のどこかで憧れていたのでしょうね。ファミコンを持っている事自体にステータスを感じ、「自分も欲しいなあ」と少年期は思っていました。
そのファミコンが「クラシックミニ」として復活し、発売されるというではないですか!
初回発売分は残念ながら瞬く間に売り切れたようですが、今年の6月28日から再販。その定価はなんと! 税抜きで5,980円というリーズナブルなもの。
初代のファミコンは確か、本体だけで15,000円くらいはしませんでしたっけ?
そのファミコンがミニサイズになったとは言え、30本のソフトを内蔵して5,980円で買えるだなんて、良い世の中になったものです。
これなら自分にでも買える!
あの頃とは違い、比較的自由に使えるお金も持っています。買うのは今しかありません! という事で、早速ポチっと購入してしまいました。
長年の憧れがこの歳になって叶い、嬉しそうに箱から取り出して手に取る私(笑)
サイズは見ての通り、初代のファミコンよりはかなり小さなサイズになっております。
付属する2つのコントローラーも、オリジナルよりはミニサイズ。
これ、キャンピングカーでプレイするのにもってこいだと思いませんか? コンパクトなので、設置しても場所を取らず。
電源がスマホを充電するのと同じUSBというのも良いですね。これなら比較的電気を使う事なく、遊ぶ事ができそうです。(テレビの電源は必要ですが)
テレビとミニファミコンはHDMIケーブルで接続。昔のように、RF端子やAVケーブルで接続する事はできません。
それにしてもこの「ミニファミコン」、デザインがとても良いですよね。置いているだけで何故か、様になります。
因みに、カセットを入れる部分と取り出しレバーの赤い部分はダミー。ゲームは前述した、内蔵の30タイトルのみとなります。
かなり懐かしいゲームが揃っています。
とはいえ、その中でも当時私がやった事があるのは、2~3タイトルくらいかな。私にとってはほぼ新作です(笑)
なんか、中年にして少年に戻ったような。FM音源っぽいあのシャカシャカ音も、いいですねえ。
そう言えば昔、テレビ付きの自分専用ルームでゲームをするというのは、ある種憧れだったようにも思います。
それが今、エアコンの効いたキャンピングカーを部屋のようにして、誰にも文句を言われずにゲームができるという幸せ。
何とも言えません。
肝心のゲームはというと、相変わらず下手くそなのですけどね。多分私、ゲームをプレイするセンスは全く持ち合わせておりません。
そういえば、スマホでは一度もゲームをした事がないような。しようと思えばいくらでもできるのですけど。
でもいいんです!
少年の頃に憧れていた、あのファミコン(正確にはミニファミコンですが)を手に入れ、そして友達の家に行くことなく自由にプレイできるようになったのですから。
私にとっては、そこが重要。
ノスタルジーと不思議な満足感に浸りながら、キャンピングカーの車内で1人、ミニファミコンに操られる私なのでした。