キャンプからの帰り道、一般道をルートに設定し、国道188号線沿いにある飲食店「食事処イッパチ」に寄ってみる事にしました。
このお店の前は物心がついた数十年も前から何度も通っているけど、お店に立ち寄るのは今回が初めて。建物の見た目から、何故か敬遠していたんですよね。
でもよくよく考えてみると、この場所にずっとお店があるという事は、実はとっても美味しくて、常連さんに愛されているお店なのでは?という事。
複雑な期待が胸をよぎるなか、車を駐めてお店の中に入っていきました。
店内は外から見たまんま、昔ながらの食堂のような佇まいになっていて、食堂ならではのテーブル席が何席か。窓沿いに並ぶ、カウンター席もありました。
それほど広くはありませんが、狭くもなく。なんとこの後、順番待ちができるほどの人気ぶりだったのには、正直驚きました。
名物らしいラーメンや貝汁の他に、棚にはおかずが陳列してあって、セルフで取って食べる事もできるみたい。
なるほど、このお店に人々が惹きつけられる理由が何となく分かってきたような気がします。
私達はとりあえず、その名物であろう「開運ラーメン(640円)」をカミさんと2杯、そして「大盛り貝汁(580円)」を一杯注文。
少し待って、その「開運ラーメン」が運ばれてきました。
見た感じ、昔ながらのあっさりラーメンという印象を受けたのですが、はたしてそのお味は?
ん? 見た目に反して結構なインパクトがあります。
ただの塩ラーメンかと思いきや、豚骨の風味がするし、鶏出汁も感じるような。そして、磯の風味も。
これ、すごく美味しいではないですか!
見た目からは全く想像ができなかった味だけに、ちょっとビックリ。こりゃあ、常連さんが通うわけです。
ラーメンなのでまあ、人それぞれ好みが分かれるとは思いますけどね。少なくとも私にとってはストライクな味。カミさんも、「美味しい!」って言っていました。
後から運ばれてきた「大盛り貝汁」も、ここの名物と思える旨さ。
出汁の味的には「ドライブインみちしお」の方が個人的には好みかな?と思いましたが、こちらの貝汁の良さはアサリの身がぷっくりとしている事。
アサリ自体の美味しさで言えば、「イッパチ」に軍配があがりますね。
大盛りにすれば、食べごたえも十分。カミさんと2人で食べるのに、ちょうど良い感じでした。
因みに、美味しさに大満足して帰る時、入り口のところにあったこんな看板が目に。
「らーめんと貝汁で四十余年」
なるほど、主にこの2つだけで40年以上も勝負してきたという事ですね。
看板の写真を見れば分かりますが、特製スープの素材にもかなり拘っているようでした。(山口県産の煮干しや鶏ガラ、鹿児島県産の豚骨、長崎県産の塩など)
だから美味しかったのか。
「食事処イッパチ」。外からみた感じは入りにくいけれど、ラーメンと貝汁の旨さは絶品。
今度訪れた時には、一品料理も取ってみたいですね。(アジフライが美味しそうだった)
-Walk2で片添ヶ浜海浜公園オートキャンプ場へ- (2018/01/21)