広島県安芸太田町加計で毎年開催されている「五サー市」。ここ広島県でも知る人が少ないお祭りですが、年々人出は増えてきているようです。
イベントの開始時刻に合わせて訪れると、駐車場は既に満車といった感じに。「太田川交流館かけはし」の無料駐車場は結構な台数が駐められますが、それでもいっぱいになります。
お昼前にもなると、駐車場に入る車の列で渋滞ができるほど。以前はそれ程でもなかったので、やはり増えてきているのでしょうね。
「五サー市」に行くのなら、イベント開始前の早い時間到着がオススメ。また来年の事になりますが、ご参考までに綴っておきます。
さて、「五サー市」と同時に行われるイベントとして、「秋の吉水園一般公開」というのがあります。
「吉水園」とは、江戸時代の半ばに山荘として建てられた「吉水亭」と、その一帯の美しい庭園の事。園内には天然記念物のモリアオガエルが生息しています。
その「吉水園」。春と秋のイベント開催時のみ、一般公開されます。つまり、それ以外の時に入園する事はできません。
入場料は大人200円で、ペットの同伴も可能。園内とその周辺は、知る人ぞ知る紅葉の名所にもなっています。
園内からは勿論の事、外からも美しい紅葉を見る事が可能。光の加減で様々な表情を見る事ができます。
そして紅葉といえば、「吉水園」から歩いてちょっとのところにあります、「長尾神社」の銀杏も素晴らしいです。
この日はちょうど見頃を迎えておりました。
どちらも紅葉スポットとしてはあまり有名ではありませんが、個人的にはすごく気に入っている場所。有名じゃないだけに人も多くありませんので、ゆっくりと鑑賞する事ができます。
で、この日はその「長尾神社」で神楽が上演されました。
これも「五サー市」の催し物のひとつ。午前中と午後の計2回、神社内で行われる神楽を目の前で観る事ができます。
上の写真にありますのは、「大蛇(おろち)」。大蛇の口から火花が噴射されたり等大迫力で、小さなお子さんも大変喜んでおられました。
という事で、神楽を楽しんだら再びメインの商店街へ。
露店で野菜等を買った後、今度は「MoonCafe(ムーンカフェ)」という特設会場へと向かいました。
「MoonCafe」とは、「五サー市」というイベントに合わせて「月ヶ瀬公園」に設けられるオープンカフェの事。
パラソル完備の椅子とテーブルが配置されており、この開放的な空間で食事を楽しむ事ができるようになっています。
その食事メニューの一つに「蕎麦」があって、これが美味しいんです。
地元の女子高生の方が気持ちよく接客して下さいます。
私もカミさんも「蕎麦(500円)」を注文。これがこの日の昼食です。
確か、「新そば」と書かれていましたでしょうか。しっかりと蕎麦の風味があって、コシも上々。こんな本格的な蕎麦を500円で頂けるなんて有り難いですね。
「五サー市」の露店で買った「ホンモロコの天ぷら」を入れて「天ぷら蕎麦」風に。
美味い!
同じく「五サー市」で買った「天むす」を加え、五サー市定食の完成です。
川沿いの「MoonCafe」は、暖かな太陽の光が心地よくて。さわやかな気分でランチタイムを楽しむ事ができました。
色々な催し物が楽しめて、食べ物も美味しい「五サー市」。また来年も訪れたいですね。
-五サー市で愉しむ紅葉!夜はキャンプ場で車中泊- (2018/11/10)