N-VANの純正オプション品である「外部電源入力キット」。キャンピングカーのようにAC100Vの電源を車内に取り込めるので、とっても便利なのであります。
AC電源の備わるキャンプ場やRVパークなど。自宅横の駐車場でも良いですね。車内でセラミックファンヒーターを使うなど、色々な使い道が考えられます。
N-VANでの車中泊を考えているのなら、必ず付けておいた方が良いオプションと言えるでしょう。私は、このオプションでN-VANに惹かれたと言っても過言ではありません。
ただ、この「外部電源入力キット」。付属する5mのケーブルにひとクセあるんですよね。
なんと、アース付き。このままではアースピンが邪魔になり、一般的なオートキャンプ場やRVパークの電源コンセントに接続する事ができません。
また、通常の防雨タイプの延長コードに接続する事も不可能。防雨ではない分岐タップを間にかませれば使えなくはないですが、それでは本来の防雨性能が失われてしまいます。
そこで、防雨性能を維持しつつ、一般的なコンセントや延長ケーブルにも接続可能な、変換ケーブルを自作する事にしました。
同様な物をネットで探したけれど、存在せず。そういった場合にはやっぱり、自作が有効です。
先ずはホームセンターで部品を調達。15A以上流せる太めの2芯ケーブルに、通常の防雨型2Pプラグのオス、そして防雨型3Pプラグのメスです。(丸形圧着端子も)
N-VANに付属するアース付きの3Pケーブルを、一般的なアース無しの2Pケーブルに変換させる作戦ですね。
こうするとアースが取れなくなってしまいますが、まあ大丈夫でしょう。キャンピンガーの外部電源入力ケーブルは、アース無しの方が多いですから。
線の被覆をストリッパーで剥いて、丸形圧着端子を圧着。防雨型2Pプラグのオスにネジ締めをしました。
本当は抜け止めの為に線をプラグの穴に通した方が良いみたいですが、丸形圧着端子なので、まあ大丈夫でしょう。
同じように、防雨型3Pプラグのメスの方もネジ締め。線とゴムプラグの間に隙間ができますので、その部分は「自己融着テープ」を巻いておきました。
これで雨が降っても大丈夫。安全に、そして使い勝手良く電源ケーブルを延長したり、電源コンセントに挿す事ができるようになります。
使用方法はとっても簡単。N-VANの3Pオスプラグを、自作した変換ケーブルの3Pメスプラグに挿すだけ。
その先は一般的な防雨タイプの2Pオスプラグとなりますので、このままキャンプ場のコンセントに挿したり、延長コードに接続する事ができるようになります。
ありそうでなかった防雨タイプの変換ケーブル。3,000円以下で自作する事ができました。
因みに、N-VANの車体に接続される純正ケーブルのコネクターはこんな感じになっています。
七星の、「NJWシリーズ防水中型コネクタ ストレートプラグ」です。(3P)
これを購入し、2Pのケーブルそのものを作るというのも、もう一つの方法ですね。その場合、変換ケーブルは不要となります。
以上、N-VANの「外部電源入力キット」をもっと使いやすくする、自作ケーブルのお話でした。