ハイエースに乗り始めて初めて分かった事。それは、運転席後方の右側床下が走行後にとても熱くなるという事です。
冬場のこの時期だとあまり気にならないというか、温かいくらいで良いのですけどね。夏場ともなると、床下暖房がついているのか?というくらいに熱気が上がってきます。
これ、実はこの部分にエンジンからの温水(クーラント)が流れているかららしいです。リアヒーター用の温水。それで熱かったという訳ですね。
冬場なら大歓迎のこの温水も、夏場はただの邪魔者。夏場に床下暖房なんて要りません。「なんとかしたいな?」と日頃から思っていました。
そんな時に300円ショップで発見したのがコレ。スポンジとポリエチレンで出来たキッチンマットです。
これを見つける前にも実は、床断熱の意味で約30cm x 30cmのパネルマットを組み合わせて敷いていました。ですが、起毛の部分にゴミが絡まって掃除が大変。
パネルを外せば比較的掃除は楽になりますが、10個以上敷き詰めたパネルマットを1枚ずつ外して元の位置に戻すのも大変。結局は掃除できないままとなっていました。
断熱という意味では効果を発揮してくれていたのですけどね。掃除が大変なので、それに替わる物を探していました。
そこで見つけたのが、300円ショップのキッチンマットという事です。
厚さ約4mmと、厚すぎないのが選択のポイント。あまり厚すぎるマットを敷くと、キャンカーWalk2に架装されたギャレーの扉が開かなくなってしまいます。
この点、ホームセンターで売られている厚手のものよりも、300円ショップの薄手のものの方が良かったという事になりますね。
早速、既に敷き詰めていた起毛のパネルマットを全て撤去して、作業を開始。
キャンピングカーのWalk2は木目調のフロアタイルが敷き詰められていて、雰囲気は抜群。ですが、ハイエースの宿命というか、夏場は床下からの熱気が暖房のようにあがってくるのです。(長距離走行した後)
冬場もまた、夏場ほどではありませんが、エンジンを切った状態で長時間停車していると、床下から冷気が。その両方を断熱する為にキッチンマットを敷きます。
4つに折り畳まれているキッチンマットは、広げると約45cm x 120cmのサイズ。Walk2のギャレー前にピッタリと納まりました。
まるであつらえたかのようなサイズではないでしょうか。写真左手前、シューズボックスとの間に少し隙間がありますが、許容できるレベルです。
そして、今まで敷いていた玄関マットを手前に敷けば完成。
エントランスからキッチンへと続く、簡易断熱された床になりました。
キッチンマットの模様が木目調というのが良いですね。実際にこの目で見ても、スポンジとポリエチレンで出来たマットとは気づきにくいです。
質感も上々!
こんな感じに、キッチンマットを敷いた後もギャレーの扉を開く事ができます。
厚さが約4mmなので実現できた訳ですね。これ以上厚いマットになると、扉が開かなくなってしまいます。
で、このキッチンマットに敷き替えたメリットは他にもありまして。それは、起毛のマットでは面倒だった掃除が楽になるという事。
起毛と違って表面がサラサラなのでホウキがけが簡単。1枚もののマットなので、サッと取り外して車外でパタパタとはたく事だってできます。
そして、何もなくなった床をホウキがけする事もできる。
今まで難しかった掃除が、格段に楽になりました。
ちなみに、現在はギャレー前に1枚のみ敷いていますが、それよりも車両後方、ベッド下の床にも敷くと断熱の効果が上がりそうですね。いずれまた、試してみたいと思います。
現在は冬。夏場の断熱効果、つまり「走行後に床下から熱気が上がってくる」という事に対しての検証はできていませんが、床下からの冷気を遮るという意味では、大きな効果を発揮してくれています。
僅か300円でできた、ハイエースの床断熱。いま暫く、効果を見守っていきたいと思います。