軽キャンから「N-VAN」に買い替え。今回も引き続き、その「N-VAN」について色々と書いてみたいと思います。
先ずは何故、ターボ車にしなかったのか?
今まで乗っていた軽キャンピングカー、エブリイベースの「KONG」はターボ車でした。
そして私自身、「ターボじゃない軽自動車(AT)は、非力で走らない」と、昔から思っていた者でした。
実際、「KONG」の前に乗っていたノンターボのラパンは、二人以上乗ると上り坂では全く走らず、後続車の迷惑になっていた事を思い出します。
また、「KONG」を購入する前に試乗したエブリイDA64Vのノンターボも、「これじゃあストレスが溜まるなあ」という走りでした。
ですので、「N-VAN」を買うのであれば、ターボ車の一択。WEB上でできるセルフ見積もりも、ターボ車で見積もりをしていました。
それなのに何故、ターボ車にしなかったのか?
実は、ターボ車を買う気満々でホンダのディーラーに行くも、試乗車はノンターボしか無かったのです。
以前行った時には展示車としてあったのですが、つい最近売れてしまったとの事。仕方なく、そのノンターボの「N-VAN」を試乗するという流れになりました。
参考程度に、という事で。最初は全く期待していませんでしたけど。
ところが?
意外や意外、結構走るではないですか。カミさんと二人で乗車したのですが、上り坂となるバイパスへの合流地点へもスムーズに上っていく。
「これ、本当にターボじゃないの?」と思った程です。いや実際に、試乗を終えてホンダのディーラーに戻った際、営業担当の方に再度「ターボじゃないの?」と確認をしたくらいですから。
少なくとも、今まで乗っていたターボ車の軽キャンKONGよりも、発進時の加速が良い。気がつけば、メーターが70を超えていた、という感じでしょうか。
この瞬間、「別にターボじゃなくても良いんじゃないの?」という気持ちが芽生えてきたのです。
ホンダのエンジンって、本当によく回りますね。CVTとの相性も良いのでしょうか。
今までの、「ターボじゃない軽自動車(AT)は走らない」という固定観念は、完全に吹き飛ばさてしまったのでした。
車両価格が安く、税制上のメリットがあるのもノンターボを選んだ理由として少なからずあったかな。これだけ走れば十分でしょう。
さすがに、高速走行中に追い越しをしようとした場合、瞬間的な加速は望めないですけど。これはまあ、仕方がない事でしょう。あくまでも普段使い優先という事で。
高速道路の追い越し車線を快適に走りたいのであれば、ターボ車を選んだ方が良いでしょうね。
以上、「何故ターボ車を選ばなかったのか?」の理由でした。
通勤で使う限り、今までの軽キャンKONGよりも燃費は上々。それでいて走りはそれ以上なのですから、これは嬉しい誤算です。
因みに、あの「N-BOX」がベースになっているからか、運転席での乗り心地はかなり快適。商用車のものとは思えないくらいに、乗用車ライクで上質です。
ですが、助手席は考えもの。あくまでも補助的なシートですので、長時間の乗車はキツイです。オプションの「シートカバー コンフォート」を装着する事で、少しはマシになりましたが・・・
「N-VAN」は、一人+アルファで乗車する車と考えた方が良いですね。常時二人以上、もしくはファミリーで乗るなら絶対に、「N-BOX」を選ぶべきです。
それらの事を承知の上で購入した「N-VAN」。ソロ車中泊や「お一人様キャンプ」には最高の「道具」といえるでしょう。
今後、「男の城」に仕上げていきたいですね。